中古物件の購入をするとき、その建物がいつ建てられたかをチェックする必要があるでしょう。
新しいか古いかを見るのも重要ですが、大きなポイントの一つに昭和56年以降かどうかを見た方がいいとされています。
昭和56年6月1日に現在も使われている耐震基準が施行されたため、それ以降の建物はそれなりの耐震性能があると考えられます。
この時に考えたいのが建物はどんな申請を経て建てられるかです。
昭和56年の6月1日に施行されたならその年の6月1日に完成した住宅などは新しい耐震基準かですが実はそうではありません。
6月1日以降に建築申請された建物において新基準が適用されるので、6月1日完成だと旧基準の可能性が高いでしょう。
一戸建てであれば申請から数か月の建築期間があるので、その年の秋ごろ以降に完成しているなら新基準の可能性が高くなります。
ただ旧基準で駆け込みで申請している物件もあるかもしれず秋に完成していても新基準かどうかわかりません。
マンションなどだと工期が長いので昭和57年完成でも旧基準の可能性があります。